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全国霊感商法対策弁護士連絡会は、旧:統一協会、現:家庭連合による『霊感商法被害』の根絶と『被害者の救済』を目的として結成した会です。

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採用情報ご相談例 信者二世からの相談

1.印鑑・念珠を買わされた 4.脱会した元信者
7.各種団体について
2.ビデオセンターに通っている
5.信者二世からの相談
8.他の宗教に関する相談
3.信者の家族や友人
6.合同結婚式に参加した
9.モンゴル世界平和女性連合
 
 5.信者二世からの相談
ご相談
COMMENT=私の両親は統一教会で祝福を受けて結婚した統一教会信者です。
つまり、私は2世と言うことになります。
私はこれまで両親に勧められて妹弟と共に修練会などに幾度か参加しました。妹や弟は統一原理について疑っている様子はありません。私は中学の頃に初めて統一教会の世間における風評を耳にしたのですが、特に気には留めていませんでした。何故なら私もその頃統一教会を信じていたからです。そのため、級友に「お父さんは何の仕事しているの?」と質問されたとき「協会に勤めてる」と答えました。級友は「え?教会?牧師さんなの!?」と聞き返しました。「いや、そうじゃなくて・・」と言っているうちにその話題はそこで途切れました。
このことを知った両親は「どうしてそんなこと言ったんだ!」と私をしかりつけました。
そのときから私は不信感を抱き始めました。何も悪いことをしていないのなら自分が統一教会の信者だってことを知られても構わない、キリスト教徒が自分はキリスト教徒だと言うのと変わりないと常々思っていたからだ。そのことを親に言うと、統一教会は日本ではあまり評判がよくないから、口に出さないほうがいいと言われたのを覚えています。
この頃は思春期と言うこともあり、私には好きな女の子がいたが、合同結婚式以外の「恋愛」は罪だということでいつも諦めていました。このことに関しても確固たる信念さえ持てば統一教会信者でなくとも、理想的な男女関係を築く事が出来るのではないかといつも疑問に思っていました。協会の本に目を通してもこのことについて深く言及しているところはありませんでした。
私は今年成人し、両親に祝福に行くように強く勧められています。今年から2世の祝福は当人と家族同士が取り決めてから祝福を受けるという方式に変わりました。このことに対しても私は疑問を感じました。一貫性がないということと、祝福を受ける当人同士の意思が祝福に介入する(言い換えれば結婚相手を信者自らが選ぶ)というのは統一協会(統一教会)信者同士ということを除けば、普通の「恋愛」と変わりないのではないかと思ったからだ。
こうした矛盾から私は最近どうしたよいかわからなくなりました。本心は脱会したいのですが、
そうすると家族と完全に離別するということになります。また、私を育ててくれた両親には本当に感謝しているし、尊敬もしています。脱会するということはその両親の期待を完全に裏切ることなので考えるたびに胸が痛くなります。どうしたらいいんでしょうか?アドバイスをいただけたら幸いです。
お答え 
初めまして。お便りをいただきました。
 抱えている問題が非常に大きくて、あなたの立場に立ったら自分ならどうするだろうかと考えます。しかし、私の立場で私の意見を率直に述べます。
 決断は、あなた自身がじっくり考え、いろいろな立場の人の意見も聞き、できるだけ多くの本を読んで、それからにしてほしいと思います。絶対に急ぐべきではありません。あなたの人生はこれからです。慌てて、急いでした決断を、後悔してほしくありません。
 私は、祝福相手の決定方法が変更となり、「どうやって息子の相手を捜せばいいんだ。これでは親が息子の相手を指定することとなり、深刻な親子問題が起きる」と悩んでいる現役信者幹部の話を聞きました。「だったら、私の祝福は何だったのだ」と悩んでいるこれも現役幹部信者の話も聞きました。
 あなたと同じ2世信者の方や、脱会した2世信者の方からも直接話を聞いています。直接相談していただければ、そうしたお話もすることができます。
 反対派の本というかもしれませんが、孝進さんの最初の奥さんで「我が父文鮮明の正体」(文藝春秋)という本を書いたのも2世信者だったホンナンスクさんです。米本和広さんが書いた「カルトの子」(文藝春秋)の中にも、私が良く知っている2世信者だった方が登場しています。できれば読んでみてください。
 ご両親以外の統一協会(統一教会)の方の話を聞くのもいいでしょうし、この問題に詳しい基督教の牧師さんの話を聞くのも必要だと思います。
 私は、出会った女性とできるだけ良い関係を築く努力をし、その中で自分の意思で将来の伴侶を捜すべきだと考えています。努力しても最終的にうまくいかない場合が出てくるかもしれません。それは自分の責任です。その後に、また努力してやり直すことができます。それが人生だと思います。
 またメールをいただければと思います。
お返事読ませていただきました。
確かに今すぐに結論を出すのは早いのかもしれません。
私が現在もっとも知りたいと思っているのは協会に関する紛れもない「真実」です。
真実を突き止めるために現協会信者、元協会信者、様々な出版物あるいはネット上のHPなどをもっとあたってみたいと思います。しかし、このように周囲から得られる情報は必ずしも正しいとは限らないと言うのが難しいところですよね。
テレビや一部の週刊誌に見られるように物事の解釈を誤ったり、根拠がまったくない場合があるし、かといって協会内部の情報全てが正しいとは限らない。必ず誰かの主観が入っているのは仕方のないことかもしれませんが、このような情報から真実だけを拾うのは簡単なことではないというところが正直じれったいです。
とりあえず今は自分のベストを尽くしてみたいと思います。今日から1週間ほど修練会に出なくてはならないので、その間にでもいろいろ幹部に聞いてみたいと思います。4月1日に帰ってきますので、その時にまたメールを出したいと思います。
「今すぐに結論を出さなければ」、「今すぐに実行しなければ」、「決断を迷えば」「○○の災厄がふりかかる」という論法が一番許し難いと考えています。
 時間は自分で管理すべきです。100パーセント正しい結論などあり得ないと思います。その時々の自分の努力で最善の選択を続けることに意味があると思います。
 人間は、他人による影響力からきわめて弱いものであることの自覚が必要です。プロの手にかかれば、アマチュアの人は、ころりとコントロールされてしまいます。こうした影響力から少しでも自由になるためには、プロの様々な手口を、その仕組みを知る必要があると思います。

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