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◆アピール | ||||
世界基督教統一神霊協会(統一教会)創設者、文鮮明が死去 | ||||
2012年9月7日 |
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全国霊感商法対策弁護士連絡会 | ||||
代表世話人 平 岩 敬 一(横浜) 代表世話人 郷 路 征 記(札幌) 代表世話人 中 村 周 而(新潟) 代表世話人 河 田 英 正(岡山) |
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9月3日、世界基督教統一神霊協会(以下「統一教会」という)の創設者で、信者から「真(まこと)のお父さま」と称されている文鮮明が死去した。1920年1月6日生まれで、92歳だった。文鮮明は、イエス・キリストが人類の救済に失敗したことを悲しんだ神様が地上につかわした「再臨のメシア」は自分だと主張し、地上界はもとより死後の世界(霊界)をも統括支配する者だと称し、信者にそう信じこませた。そして、いつまでにいくら献金すること、何月何日に合同結婚式等のイベントをするので何人を動員すること等の指示を出し、「真のお父さま」「再臨のメシア」の指示だから何があっても実現すべき「摂理」だとして、手段を問わない違法な手段を用いることも目標達成のためなら正しいことだと教えこんで、その目標の金額や人数達成のために日本統一教会の組織をあげて奔走させつづけてきた。 文鮮明のために、家庭や人生を破壊された人は数知れない。大金を奪われるなどして深刻な被害を被った人は極めて多数にのぼる。 また、統一教会は文鮮明の死さえも金もうけの口実にすることを企て、9月15日の清平(チョンピョン)の施設での葬儀までに、3万人の日本人信者が一人12万円ずつ持って順次弔問に来るよう指示している。 当連絡会は1987年以来、全国各地で発生した統一教会の霊感商法による被害対策に取り組んできたが、その悪質で組織的計画的な手口や被害の深刻さは今も変わっていない。統一教会幹部は宗教活動に名を借りたこれら加害行為を直ちに停止すべきである。また、統一教会の信者やその影響下にある方々が、一日も早く文鮮明や彼を信奉する幹部信者らによる精神的呪縛から自由となって、自分自身で考え精神的自立を実現されることを願うものである。 当連絡会は文鮮明の後継者争いに関わる被害や韓国で同国男性と結婚している日本人女性信者とその子らのこれ以上の不幸を少しでも抑制し、霊感商法被害の救済と新たな被害根絶のため、今後も尽力していく決意である。 所轄庁である文化庁宗務課におかれては、統一協会の内部分裂や分派の違法行為に目を光らせ適切な措置を講じるよう求める。また、警察・検察当局は、特定商取引法違反の正体をかくした物品販売やビデオセンターへの勧誘等を今後も毅然として摘発されるよう求める。更に、国税当局はいつまで統一協会の組織的脱税を看過しているのか。フランス当局の例に習って一歩踏み出すよう求める。 |
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全国弁連事務局長 山 口 広 東京事務局長 渡 辺 博 |
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