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◆抗議書 | |||
内閣官房長官「安倍晋三」殿 | |||
2006年(平成18年)7月 5日 |
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千代田区永田町1−6−1 内 閣 府 千代田区永田町2−2−1 衆議院第一議員会館602号室 内閣官房長官 安 倍 晋 三 殿 |
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全国霊感商法対策弁護士連絡会 代表世話人 弁護士 伊 藤 和 夫(東京) 代表世話人 同 平 岩 敬 一(横浜) 代表世話人 同 廣 谷 陸 男(札幌) (連絡先)東京都新宿区新宿1-15-9 さわだビル5F TEL:03-3341-3133 FAX:03-3355-0445 弁護士 山 口 広 |
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1.当連絡会は、世界基督教統一神霊協会(以下「統一協会」)が組織的に行っている霊感商法による被害者の救済と被害の根絶のため、1987年5月に全国の約300名の弁護士によって結成された団体です。 当連絡会は、2006年(平成18年)6月19日付で、貴殿に対し、貴殿が、統一協会のダミー団体である天宙平和連合(UPF)が、同年5月13日にマリンメッセ福岡で開催した、「祖国郷土還元日本大会」に、内閣官房長官の肩書きを付して祝電を送った事実について、下記の質問事項を記した公開質問状を送付し、同年6月25日までに書面で回答するように要求しました。 (1) 貴殿は、どのような事情で祝電を送られたのでしょうか。 (2) UPFが統一協会系であることをご承知だったのでしょうか。 (3) 貴殿の公設、私設秘書には統一協会の信者としての経歴を有する者はいませんか。 (4) 今後、統一協会の組織活動について同様の対応をするお考えでしょうか。 ところが、貴殿は、きわめて遺憾ながら今日まで何らの回答もしません。 当連絡会は、貴殿に対し、本書面をもって貴殿の不誠実な態度について抗議するとともに、改めて上記質問事項、及び加えて (5) 祝電とはどのような内容であったのかの5点つき、速やかに回答するよう求めます。 2.当連絡会の本件公開質問状に関する新聞報道等によれば、貴殿は、報道機関に対し、「私人としての立場で地元事務所から『官房長官』の肩書で祝電を送付したとの報告を受けている。誤解を招きかねない対応であるので、担当者にはよく注意した」とのコメントを出したとのことです。 貴殿が統一協会の集会に祝電を送るということは、貴殿が統一協会の活動に賛同し、これを激励している趣旨であることは、誤解されようのない事実です。 統一協会は、今日もなお、きわめて多数の善良な市民に対し、先祖因縁による脅迫を行い、その資産の全部を奪い取る反社会的活動を継続しています。貴殿が、こうした統一協会の活動に賛同し、激励している事実に鑑みれば、貴殿が統一協会と深い関わり合いを持ち、あるいは貴殿の周囲に公設秘書あるいは私設秘書などとして、統一協会関係者が存在しているのではないかという疑いを感じざるを得ません。 本来、貴殿は、内閣官房長官として、統一協会のこうした反社会的な活動に対し、善良な市民を守るために適切な施策を講じる責任を負っているはずです。そうした役割を期待されている貴殿が、今回の行動により、逆に統一協会の反社会的な活動にお墨付きを与え、これを援助、助長していることについては、法律上も多大な問題を有すると指摘せざるを得ません。 当連絡会は、貴殿に対し、反社会的な活動を行っている統一協会とのこれまでの関係をきちんと明らかにし、今後は統一協会との関係を絶つよう求めます。 なお、当連絡会は、来る7月13日午後1時から、参議院議員会館第4会議室において、統一協会の実態を訴える集会を予定しています。この集会に貴殿が出席し、統一協会の実態を認識していただくよう本書面をもって併せて求めます。 |
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*これに対する回答はありません。 |
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◆抗議書 | |||
衆議院議員「保岡興治」殿 | |||
2006年(平成18年)7月 5日 |
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千代田区永田町2−1−2 衆議院第二議員会館411号室 衆議院議員 保 岡 興 治 殿 |
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全国霊感商法対策弁護士連絡会 代表世話人 弁護士 伊 藤 和 夫(東京) 代表世話人 同 平 岩 敬 一(横浜) 代表世話人 同 廣 谷 陸 男(札幌) (連絡先)東京都新宿区新宿1-15-9 さわだビル5F TEL:03-3341-3133 FAX:03-3355-0445 弁護士 山 口 広 |
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1.当連絡会は、世界基督教統一神霊協会(以下「統一協会」)が組織的に行っている霊感商法による被害者の救済と被害の根絶のため、1987年5月に全国の約300名の弁護士によって結成された団体です。 当連絡会は、2006年(平成18年)6月19日付で、貴殿に対し、貴殿が、統一協会のダミー団体である天宙平和連合(UPF)が、同年5月13日にマリンメッセ福岡で開催した、「祖国郷土還元日本大会」に、元法務大臣である衆議院議員の肩書きを付して祝電を送った事実について、下記の質問事項を記した公開質問状を送付し、同年6月25日までに書面で回答するように要求しました。 (1) 貴殿は、どのような事情で祝電を送られたのでしょうか。 (2) UPFが統一協会系であることをご承知だったのでしょうか。 (3) 貴殿の公設、私設秘書には統一協会の信者としての経歴を有する者はいませんか。 (4) 今後、統一協会の組織活動について同様の対応をするお考えでしょうか。 ところが、貴殿は、きわめて遺憾ながら今日まで何らの回答もしません。 当連絡会は、貴殿に対し、本書面をもって貴殿の不誠実な態度について抗議するとともに、改めて上記質問事項、及び加えて (5) 祝電とはどのような内容であったのかの5点につき、速やかに回答するよう求めます。 2.当連絡会の調査によれば、貴殿は、上記集会に妻を出席させ、統一協会の教祖文鮮明の妻韓鶴子、その息子文國進らに記念品を贈呈する役割もさせています。 貴殿が統一協会の集会に祝電を送り、妻を出席させたことは、貴殿が統一協会の活動に賛同し、これを激励している趣旨であることは、明らかな事実です。 統一協会は、今日もなお、きわめて多数の善良な市民に対し、先祖因縁による脅迫を行い、その資産の全部を奪い取る反社会的活動を継続しています。貴殿が、こうした統一協会の活動に賛同し、激励している事実に鑑みれば、貴殿が統一協会と深い関わり合いを持ち、あるいは貴殿の周囲に公設秘書あるいは私設秘書などとして、統一協会関係者が存在しているのではないかという疑いを感じざるを得ません。 貴殿が法務大臣当時に秘書官として任用し、公設秘書としても雇用していた山下徹殿とその妻は、1975年の1800双の合同結婚式に参加した統一協会信者であった者であり、この点について、貴殿は、法務大臣当時、参議院決算委員会で質問まで受けています。 本来、貴殿は、衆議院議員として、統一協会のこうした反社会的な活動に対し、善良な市民を守るために適切な国政調査権を行使し、必要な立法措置を講じるなどの責任を負っているはずです。そうした役割を期待されている貴殿が、今回の行動により、逆に統一協会の反社会的な活動にお墨付きを与え、これを援助、助長していることについては、法律上も多大な問題を有すると指摘せざるを得ません。 当連絡会は、貴殿に対し、反社会的な活動を行っている統一協会とのこれまでの関係をきちんと明らかにし、今後は統一協会との関係を絶つよう求めます。 なお、当連絡会は、来る7月13日午後1時から、参議院議員会館第4会議室において、統一協会の実態を訴える集会を予定しています。この集会に貴殿が出席し、統一協会の実態を認識していただくよう本書面をもって併せて求めます。 |
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*これに対する回答はありません。 |
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